まさか自分も?

まさか自分も?

昨年の晩秋の頃だったか、港区のがん検診があって、人生で初めてがん検診を受けた。
口頭癌、肺癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、大腸癌の6か所だった。その結果が、12月に届き特に問題はなかったが、肺癌の検査の際に、医師に「見た限りでは、癌は大丈夫そうだが、心臓肥大だね。」と言われた。私の母も兄2人も心臓肥大で「心房細動」という一般的にいう不整脈だった。
私は、今でも5年前に発症したくも膜下出血で運ばれた病院に通っている。命の恩人でもある担当医の武田先生には、全幅の信頼を置いているが、心臓肥大の話をするとその場ですぐに循環器の検診予約を入れてくれた。
多くを語らない医師ではあるが、医者としての技術が高く、患者に対する想いがとても強く、私にとってはかけがえのない命の恩人である。
そして、1ヶ月後のCT検査で「心房細動」であることが判明した。私も認識はあまりなかったが、長島監督がまさに「心房細動」による脳血栓だったようだ。心房細動の不整脈の心電図は、素人の私が見ても、大きく乱れた波形であり、この状態を放置すると心臓に血栓ができ、それが脳に飛ぶと脳血栓になるので、心房細動自体は重篤な病気ではないが、放置するととっても怖い病気であることが分かった。
結果的に、電気ショックとカテーテル手術で2回入院したが、うまくいけば、電気ショックで治る場合もあるようだったが、結果的に治癒せず、カテーテル手術を行った。
担当して頂いたお医者さんもとても経験豊かな医師のようで、私は何の不安もなく2017年4月12日9:00にカテーテル手術を行った。
術後の心電図をすぐに見せてもらったが、とても正確に繰り返される波形の連続で、手術前の心電図の波形とは比べ物にならないほど規則正しい波形であった。
先生のお話によると、心臓は電気系統が支配する機械のようなもので、脳や神経などからは完全に独立した機械だそうだ。
術後は、特に大きな変化は感じられないが、若干ではあるが、息切れしなくなったような気がする。
病気とは縁がないと思っていた自分だが、振り返ってみると、中学3年の時に「鼻中隔湾曲症」で鼻の骨を削ったが、退院前夜に出血が止まらず600ccも輸血したり、ホテル勤務時代は、過労で2度も尿道から鮮血が流れ出たり、42歳の時には、「無呼吸症候群」の手術で、2ヶ月間で3度も入退院を繰り返したが、その3度とも大量の出血で輸血も行い、3度目は頸動脈を結び止血を行った。そして、52歳のくも膜下出血、さらに今回の心房細動だ。未だにワレンベルグ症候群という後遺症に悩まされ、毎日顔面の激痛と対決している。寝ている時以外は常に左顔面が激痛で、耐えられないほどの痛みに見舞われることも多くなったような気がする。
でも、私はこの激痛には、絶対に屈しないと決めた。屈してしまえばしまうほどストレスになるし、うつ状態になってしまうような気がする。
とにかく、出来るだけ楽しいことを考え、YOUTUBEなどで、大好きな漫才を見て大笑いしたり、大好きな自然や動物などの動画を見たりして気を紛らわすようにしている。
私と同じ症状の人たちが、たくさん存在しており、私もペインクリニックなどにも行ったが、そう簡単に治る病気ではない。
一生付き合うことにしようと考えると少しは気にならなくなる。
同じ病気で悩んでいる人がたくさんいるのは知っているが、「痛み」という症状は、数値では表現できないし、傷がついて痛いのでもない。単なる脳の誤感知だ。だから、この時代になかなか治すことが出来ないのだと思う。痛さに耐えられなくて、何度も自殺未遂をした人もいる。
この痛みと付き合ってから5年近くになろうとしているが、悪化こそすれよくなってはいない。あまりの痛みに、1日に何度も鏡の前に立つ日もある。顔面から血でも流れていないかどうか確認するためだ。しかし、何度見てもその気配すらない。
そのたびに思うのだが、これはもしかしてVRかな?そう思いこむことで少しは気が楽になる。どうしたらこの激痛とお別れすることが出来るのか? その原因をこの5年近く考え続けてきた。気圧が下がってくると痛さが増す。気温が下がってきても痛さが増す。もしかして、気象予報士になれるのではないかと思うくらい気圧の変化に敏感のようだ。逆に風呂に入り体が温まると痛みが和らぐが、私は右半身温痛覚麻痺という後遺症もあるので、風呂の温度が熱ければ熱いほど、右半身は寒く感じてしまう。なので、右手で氷を掴んでも氷がぬるい。身体の半分が温度と痛みを感じないと、感覚的には80%近く正確な温度を感じない。だから、自宅であるマンションのエレベーターに乗り合わせた人に「今日は寒いですね。」と言われても「そうですね。」としか返事が出来ない。
他にも色々な要素を考えてきたが、これだと限定できる因果関係が見つけ出せない。こうしたことが結構ストレスとなり血圧も押し上げる。しかし、こうしたスチュエーションに屈することなく、この激痛の因果関係を見つけ出し、悩んでいる人たちと共有したいと思っている。

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