ウエディングプランナー検定実施に関する考察 Part1

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私が日本でフリーランスウエディングプランナーのサポートをし始めた2007年から、早いものでもう8年以上になる。

始めた理由は、日本のウエディングの装置産業としてのビジネスに対する疑問と労働人口の激減が容易に想定できたことと、その対処、そして世界の潮流はフリーランスウエディングプランナーにあることだった。

 

そこでフリーランスウエディングプランナーのバックボーンのような存在が必要なので、当時世界中を探した。ウエディングプランナーの国家資格はなかったが、唯一英国のIWPA UKが国家認定資格というものを付与していたので、早速IWPA UKにアプローチし、姉妹協会としてIWPA JAPANを設立したが、翌年の2008年には、IWPA UKが解散し、大掛かりな難易度の高い手続きを経て、IWPA JAPANがそのすべてを引き継ぎ、見事ウエディングプランナーの英国国家認定資格のライセンスセンターとしてスタートしたのである。

 

始めた当初から、私が考えていたことは、フリーランス、つまりは一人事業主、いわゆる社長になるということからすると、1,000万円プレイヤーであることは当たり前、一所懸命やれば1,000万円プレイヤーが実現できる仕組み作りをする事であった。

 

現在は、IWPA国際ウエディングプランナー協会をやっと法人格にし、社会的信用をえられる一歩は実現したが、日本のブライダルの全てが世界に類を見ない装置産業ビジネスであることが、実は当時の最大の壁であった。

私の一部の関係者の中には、私のそうした奇行ともいうべき言動に嘲笑する人さえいた。「日本のブライダルはさぁ、装置産業なんだから、フリーランスの入る余地なんかあるわけないじゃん」ということだった。

 

このような状態が2011年までつづいた。転機は、東日本大震災にあった。2001年9月11日と言えば、15年経った現在でも人々の記憶にしっかりと刻まれた米国同時多発テロであるが、この時と類似した現象が日本でも起きたのだ。つまり、人の命の尊厳や身近な人たちとの予期せぬ突然の別れである。

このことが、人々の思いに対する認識が変り、それがやがて結婚観にまで影響したのである。

 

日本以外の国の人々は、自分の信じる宗教を持っていることが多く、世界には、キリスト教を頂点に無数の宗教があるが、儀式の部分で他の宗教を取り入れるという常識はなかった。しかし、米国では同時多発テロの後、挙式の入場は、新郎新婦共にそれぞれが両親にエスコートされて入場するというユダヤ教の入場をカトリックでも取り入れた。

 

つまり、本質論でしっかりとものを考えるという習慣が育まれたのである。日本の3.11でも人の心が大きく動いたたが、同時に急速なスマホの普及があった。このスマホの普及は、フリーランスウエディングプランナーのような宣伝広告費など捻出できない人たちにとって、無料のB to Cビジネスツールが手に入ったも同然であった。

 

さらに、皆さんも聞いたことがあると思うが、Googleが年に何度か、パンダアップデートとかペンギンアップデートという名前でアップデートを行ってきたが、このアップデートもまたフリーランスウエディングプランナーの救世主ともいうべきもので、パンダアップデートともペンギンアップデートも白黒、つまり白黒はっきりするという意味らしく、web最大のGoogleがまともな常識、本質論を基にwebの考え方を一新したのである。

 

このことによって、ブログやホームページの順位は、コンテンツ重視の方向に進み、従来型のSEO対策は、お金が無くても、情熱とやる気と努力があれば十分なSEO対策が出来るようになった。

IWPA国際ウエディングプランナー協会では、フリーランスウエディングプランナーになるためのwebの考え方、ブログの書き方、ホームページの作り方の指導まで無料で行っている。

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