感謝!

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私がくも膜下出血を発症して、はっきり記憶出来るようになったというか、発症の日より1ヶ月近くの間の記憶がいまだにないが、今の自分はこんな状態なんだと認識できるようになって、まず愕然としたのは、立てないし歩けないということだった。

ベットの上で上半身を起こされても、その状態を維持することが出来ず、予期せぬ方向へ倒れてしまうのだ。右手はしびれなどもなく、感覚もはっきりしており、筋肉も左ほどは衰えていなかったので、右側に倒れた時はなんとかなったが、左側に倒れた時は、支えることが出来ない左腕が曲がるはずの無い方向に曲がり、よく脱臼状態だった。

なので、退院するまでは、いつも左腕や左肩が痛かった。

通常手術後、2週間ほどでリハビリが開始されるそうだが、私の場合は、1ヶ月半近くたってからのリハビリ開始だった。

最初の頃は、平行棒に立たされても1っ歩も歩けず、それどころか、立っていることも出来なかった。つまり、全身麻痺の状態だった。ベットから車いすに乗り移ることも自分一人ではできなかったのだ。

でも、2年経った今は、一人で全国どこへでも、杖なしで出かけられる。先月も大分・福岡へ仕事で行き、翌週は北海道だった。全身マヒ状態の私がここまでなれたのは、ひとえに作業療法士の先生のおかげである。

私は、何としても1日も早く退院し、現場に戻りたいので、普通の倍の時間お願いしたが、それは法律上、規則上で難しく、最初は断られたが、私があまりにも懇願した結果、内緒でということで、相当な時間を私に費やしてくれた。

その結果が今だ!

あの先生の好意がなければ、私は今のように歩けてはいなかったと思う。

作業療法士の先生には、感謝しても感謝しきれない。そして、私がホテルマンであったこと、今もその関係の仕事もしていることを話したら、「綺麗に歩くこと」を重点的に指導してくれた。

本当に感謝で一杯です。

 

 

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