入院中のリハビリの頃

先日の土日は、珍しく連日リハビリに行った。相変わらず、1時間半のリハビリは結構辛い。

何も考えずにエアロバイクを漕いでいた時、視線に入って来たのは、トレーニングルームの濃いクリーム色の床だった。その床の色を見た時に、突然入院中で、全身麻痺の状態で、まだ、立つことも歩くことも出来ない時の映像が目の前を走馬灯のようにまわった。

希望も失いかけて、全身麻痺の身体を車いすに任せ、リハビリを受けていた頃、いつも床を見ていて、足を引きずりながらも何とか歩いている患者さんのその足の運びを見て、自分もあんな風に歩けるようになれるのだろうかと羨ましくも、横目で見ていた光景を思い出した。

隣でエアロバイクをゆっくりと漕いでいた同じ位の年齢の男性が、あなたは、どこが悪くてこの身障者センターに来てるの?と声をかけてきた。

私は、約2年前にくも膜下を患ってしまいまして・・・・と言いかけたら、信じられない、よほど運が良かったんですね。私の知り合いにもたくさんくも膜下になった人がいるが、あなたのような方はいない。殆どの人が、亡くなったか、半身麻痺ですよと言っていた。

確かに、色々な面で私は、ラッキーなことが重なっていた。集中治療室にいた時も、私自身、発症から約1ヶ月間の記憶がないので聞いた話だが、呼吸困難と気管切開後の出血で2度ほど死にかけているらしい。当時のことを考えると、1人で電車に乗ってトレーニングセンターに通っている自分が信じられないほどだ。

私は、誰かの力で命を繋げてもらったと信じているので、出来るだけ健康を保って果たすべき責任を全うしようと思っている。

今日も元気でいられたことを、周りで支えてくれている全ての人に感謝し、お礼を言いたい。

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