信じ難いこと

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世の中は、以前に比べると無法地帯になっているような気がする。企業が存続できさえすれば、何でもありありだ。

ゲストハウスの業界では、信じがたいことがたくさん起きている。ええぇそんなこと本当に起きてるの?ということも平気で行われている。

私は、企業が利益追求することは必要なことで、企業が豊かになることは重要なことだと思う。しかし、利益追求や企業存続のために、自分たちに利益を提供している消費者を欺くようなことは断じて許されないことだと思う。

私は、協会の運営をしているから、結婚というものに対して、結婚の意味だの、薀蓄などしちめんどくさいことをあえて言っているが、それは、協会という形のある物だから、大義名分が必要だからということもあるからだ。

しかし、結婚は頭で考えたり、机上論で解決できたりするものではなく、本能的で、動物的で、気持ちが優先すべきものだし、本来、個々人が自分の子孫を増やし、家族をつくり、自分のDNAを後世に残し、幸せな人生を送るためのものだと思う。

私の娘も28歳になるが、出来ちゃった結婚ではないが、年齢と経済的な面で子供を先に作ってから挙式・披露宴をするそうだ。本人は、若いうちに写真だけは取っておきたいという希望だった。

しかし、私は、ブライダル業界の中で仕事をしていながら、娘に「気をつけろよ!」と言わなければならないのは、少しさびしい気がした。

今の業界は、上場企業ですら人手不足で、本来きちんとプランナーとしての教育も受けていないなんちゃってプランナーが、第一線で仕事をしている。

それも、プランナー業務の経験の無い、司会者や音響係や美容師の人たちだ。これらの人たちも、決して本意で行っているわけではなく、ある種自分たちが生きて行くたの強いられた現実だと思う。

業界に、プロと呼ばれる人がいなくなり、業界の深い知識がないことから、司会者は披露宴の進行をしているから、プランナー業務は十分出来るだろうという安易な発想が、このような現状を引き起こしている。

弊社も司会者の派遣を行っているが、その司会者にプランナーをさせようと思ったことはない。なぜなら、司会の仕事とプランナーの仕事は、全く次元の違う業務だからである。しかし、業界はそれぞれの仕事を熟知する人がいないので、言葉は悪いが、糞味噌一緒になってしまうのだ。

ブライダル業界に限った事ではないが、日本は世界に類を見ないパラダイムシフトに突入し、過去に経験のない事態に追い込まれているという事実を理解し、対策を講じなければならない。

人手不足は、これからどんどん深度化していくのは間違いなく、その対策にいち早く着手することが、望ましくそれが企業の再生のきっかけになると思う。

 

 

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