教育の必要性と現状Ⅱ

人手不足は、経営者や管理者であるならばどの業界でも、誰でも体感しているだろう。特に、経済が低迷し、長いデフレ時代を過ごしてきた日本の中で、団塊世代の退職が、企業の人手不足を認識させる前は、急成長もしくは急拡大した企業は、人材をぼろ雑巾のように使い捨てていた時代があり、そうしたことを実践してきた業界や企業にとって、現状は一番厳しいと思われる。

 

それは、まさに、「過去のつけが回ってきた」と言えるのだ。

 

ブライダルビジネスを理解し、ソリューションするためには、現在のブライダルビジネスを根本から理解する必要がある。各カテゴリーのエキスパートは、長年行ってきたので、自分はその業界もしくは業種のエキスパートと考えている人もおり、勉強しなきゃともっともらしいセミナーに参加することで、ソリューションが出来たと勘違いする人も多い。

 

学問は、所詮学問、机上論であり、あるカテゴリーに身を置くと、その業界のことはエキスパートであるが、一歩外へ出ると、井の中の蛙であることが多い。私も、ホテル業界に18年の歳月身を投じていたが、ホテル業界から足を洗った理由の一つに、井の中の蛙になることへの恐怖心があったことは否めない。

 

ブライダル業界を理解するには、ビジネスポリシーの違う大きく2つ、若しくは3つのカテゴリーを理解する必要がある。

このカテゴリーを理解すれば、人材に関するソリューション方法も自ずと理解出来ると思う。

 

3つのカテゴリーとは、1つ目はホテル、2つ目は専門式場(互助会含む)、3つ目はゲストハウスである。

 

企業にとっての重要な目的は利益追求である。利益が得られなければ企業の存続はあり得ない。10年以上継続する日本の企業は、全体の6.3%しか存在しないそうだ。いかに、継続が難しいかということだ。

 

しかし、利益が出ればそれでいいというものでもない。私は、結婚式に長く携わってきたので、特別な思い入れが強く、ビジネスの焦点がぼけているといわるかもしれない。しかし、結婚式に関わる企業は、顧客満足をある程度優先して考える必要があると思う。なぜなら、結婚式は、その人の人生の大切な行事だし、大切な想い出であり、人生の大切な部分を担う儀礼だから、その成功や満足があってこそ、その会場にとっての生涯顧客となるからだ。

 

我々プランナーは、顧客満足の上に成り立つ仕事で、その顧客満足が実現できなければ、企業の存続もないということになってしまう。

 

しかし、会場のカテゴリーによっては、顧客満足など全く無視であり、会社の利益のみが問題で、顧客満足など全く眼中にない会場カテゴリーもある。そうした会場に限って、「自分たちはお客様の満足を追求している」などという内容のうそぶいたフレーズを外に向けて連発している。

 

このような会場は、勿論全てではなく、構成比からいうと一部といった方が適当ではあるが、かなりな比率で存在している。それは、ずばりゲストハウスもしくはハウスウエディングというカテゴリーだ。素晴らしい会場もあるので、ここで、あえて重ねてコメントしておくが、悪質なことをして婚礼受注をしているのは、あくまでこのカテゴリーの一部の会場である。では、具体的にどのようなことが行われているか、その現実を次回「教育の必要性と現状Ⅲ」で紹介しようと思う。

 

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