歩行不全

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ワレンベルグ症候群とは、延髄外側症候群のことであり、脳幹障害のうちの一つで、延髄外側の梗塞によって生じる症候群である。
私は、まさにこのワレンベルグ症候群になってしまったようだ。くも膜下出血により併発したもので、私の場合は、様々なワレンベルグ症候群の症状が後遺症として残っている。

挙げるときりがないが、上から行くと複視といって物が二重に見えて、動く物又は自分が動いていると物の認識が出来ない。つまり、動体視力がゼロである。次に嚥下障害(えんげしょうがい)があり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)にならないように常に注意が必要だ。最初は、水が一番危険で、小さじの半分くらいの水の飲み方から訓練した。最悪なのは、顔面の麻痺と激痛だが、これが一番きつい。とても不思議なことだが、左顔面が麻痺しているのに、目を中心に左頬が激痛なのだ。

また、左側が全体にしびれており、左手は、特に指が正座した時のようにしびれており、感覚があまりない。反対に右側は全体的に温痛覚麻痺で、痛みと温度を感じない。当初はそれに気づかず足の爪を切っていたら足が血だらけになってしまった。温度も感じないので、熱いものも感じなければ、氷を手で触ってもぬるい感覚しかない。

そして、今一番不安なのは、歩行不全である。普通、切り傷や怪我は、時間と共に回復するのが通常だが、脳の病気は時間がたってもなかなか改善しない。今は、仕事が結構忙しいので、リハビリの為の身障者用のスポーツジムにもなかなか通えず、その結果、感覚的に退院時よりも安定した歩行が出来ていないような気がする。私の性格上、その状態でいることは非常につらく、歩行だけでもと思い時折4キロの道のりを散歩するが、最近は運動不足かすぐに足が筋肉痛になってしまう。

このまま、リハビリも行けず時が経ってしまうと、本当に歩けなくなってしまうのではという不安が、重くのしかかってくると、本当に暗い気持ちになることがある。しかし、今は、大好きなブライダルの仕事が自分の夢を実現すべく一つ一つ実現していくので、その興奮の方がまさり、暗い気持ちになってもすぐに元気を取り戻し復活するので心配はない。

この状態をキープできているのは、周囲の人たちの応援があってこそであり、今、私にかかわってくれている全ての人に、心より感謝している。

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