今日は、月に一度の病院の日だった。
くも膜下出血で倒れた時に、私の命を救ってくれた主治医の先生とも
もう2年以上お世話になり続けている。
毎回、体調のことを報告して、それに対する意見やアドヴァイスを頂いている。
私は、最近仕事が大変忙しく、このような体になっても仕事が忙しいことは
感謝の極みであり、お世話になった人、なっている人にどう感謝の意を表して良いのか
とにかく、何とか形にしてお返ししようと思っている。
そうした中で、仕事が忙しいことにかまけて、リハビリに全く行っていないが、
最近どうも歩行不全が進んでいるようなので、先生に相談してみた。
通院を始めた当初より、何となく聞いてはいたが、
脳の病気は、よくなることはあまりなく、退院時の状態をいかに維持するか
という風に考えたほうが正解だから、リハビリは出来るだけ行った方がいいとのことだった。
確かに、そのことは、退院するときにも言われていたような気がするが、
時間と共に、自分に都合よく物事を考えてしまうのが人の常で、
いまでは、リハビリを続ければ元に戻るくらいに考えていた。
同じ病気の方のブログを見ても、よくなっても70歳くらいの運動能力までしか
戻らないということは認識していた。
しかし、先生の言葉を厳密に解釈すれば、退院時以上にはならないとのことだった。
どこかで分かっていたはずなのに、あらためて宣告されると
意外と大きなショックを受けてしまった。
歩行不全を除けば、どんどん改善していく自分を感じていたので
歩行の部分だけが、こんな状態なのは自分でも納得がいかないのだ。
しかし、よく考えてみると、左顔面の激痛は、悪化しているような気がする。
常に、起きている間中激痛は止まらない。
お客様や外部の方とお話をするときは、自分が痛いということを相手に伝わらないように
しなくてはいけないので、常に笑顔でいることを心がけており、
話がはずむと痛さもまぎれるので、なるべく人と話をするように心がけている。
現在の事務所兼自宅もバリアフリーだが、このバリアフリーが効果を発揮するときが
来てしまうのかも知れないと考えると、とても複雑な気持ちになる。
でも、とにかく死ぬまで前向きが私のモットーなので、暇を見つけて
出来るだけ、継続的にリハビリに通おうと決意を新たにした。