3年前の自分

今日は、珍しく2日間続けてリハビリでスポーツセンターに行った。2日連続で行くということは、結構不安がつのっているからだ。歩行の不安定さがどんどん進行している感じがして、事務所で仕事をしていても、近いうちに歩けなくなってしまうのではないかととても不安でストレスがたまる。たまたま、土日は来客も少ないことが多いので、不安でストレスがたまるくらいならスポーツセンターで汗を流したほうがいい。

今日も、さざんかの坂のさざんかは、おびただしいつぼみをつけながら、数えるほどの少ない花を咲かせて見せていた。相変わらず黄金比とでもいうべき巧みなバランスで美しく咲いており、いつもながら私の心をいやしてくれた。

毎回のトレーニング内容は、第一に、エアロバイク30分、ルームランナー30分、機械を使っての筋トレ少々である。エアロバイク30分は、ただこぎ続けることが、せっかちな私には結構苦痛で、有酸素運動でシャツが絞るほどの汗でびしょびしょになる。ルームランナーは、時速4㎞から7.5㎞を段階的に繰り返すが、歩行不全の私には結構きつい。

いつも通のようにエアロバイクをひたすらこぐ私の視線の向こうに、30過ぎの女性が平行棒で必死にリハビリしている姿が目に入った。

両足とも失調気味の麻痺のようで、車椅子から平行棒に移ることも大変そうだった。どこへ行くか分からない足を、一生懸命前に運ぼうとするが、なかなかうまく行かないようだ。それでも、表情は思いのほか明るい。だから、なおさらいじらしく思い、つい「頑張れ、頑張れば必ず歩けるようになるから」とそばへ行って言ってあげたくなったが、私には出来なかった。その姿は、約3年前の全身麻痺だった自分の姿とオーバーラップしてしまい、当時の自分の気持ちを思い出すと、思わず応援したくなった。

人は、辛い経験をすればするほど、人に優しくなれるという。私も、一度死と向かい合ったせいか、一所懸命何かをやっている人を見ると、ただそれだけで応援したくなる。

今日は、日曜日のせいかトレーニングルームも込み合っていて、ルームランナーがなかなか空かなかったので、筋トレを行っていた。ここ半年ほど、右ひじが痛くて(実際は右半身が温痛覚麻痺なので痛いのではなく力が入らないくすぐったい感じ)どうしようもなかったが、ジムマシーンで腕のトレーニングを始めたら、急に痛みが無くなって通常30回行うときつかったのが、今日は50回も楽に出来た。突然の出来事で、自分でも信じられないが、他の後遺症も同様に突然治ればいいのにと思った。

私も、軽い全身麻痺と言われた当時は、一生車イスだと覚悟したが、今は、リハビリの甲斐あって一人で杖も突かずどこへでも行けるようになった。それだけで、本当に神様に感謝だ。今日会った女性にも早く自分と同じ気持ちになれる日が訪れることを切に願う。

 

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