ウェディングプランナーの仕事 Part1

 

私は、この仕事を始めて、気が付いてみれば30年も過ぎていた。見てくれは、ウェディングプランナーとは言えないが、パッションは強く、モチベーションも高い。おそらくウェディングプランナーとしてこの点においては誰にも負けないと思う。そして、今でもプロデュースに関しては、負ける気がしない。

ウェディングプランナーにおいて、一番大事なのは、本当にお客様、つまりは新郎新婦の幸せのために働けるのかということではないかと思う。フリーランスウェディングプランナーが、自営業という敢えていばらの道を選ぶには、個人個人の理由は違うとは思うが、それなりの覚悟が必要だし、度胸も必要だと思う。

会社に勤めていれば、多少の嫌なことを我慢したり、妥協したりしさえすれば、給料はもらえるのだ。しかし、フリーランスウェディングプランナーは、自分で仕事を獲得しなければ、ご飯を食べられないのだ。でも、組織に所属していると、組織のルールに従わなければならない。私もそうだったが、お客様を満足させるのに、なぜ自分は自分の所属している組織と戦わなければならないのか?そんな疑問で組織が嫌になったこともあった。

よくよく考えると、組織は会社で、当たり前だが利益追求であるが、実は顧客満足こそが利益追求の重要なファクターであることを意外と認識している人が少ない。目先の利益にとらわれて、顧客満足が将来的に生み出すであろう利益を想像できないのだ。

フリーランスウェディングプランナーは、基本的に顧客満足を感じることを仕事の糧にしている人が多いので、自分の考える顧客満足が実現できないとその仕事に価値観を見いだせなく、組織に所属するメリットを創出出来ない結果、フリーランスになるのだ。

しかし、この先のビジネスは、まさにこの満足が見いだせないビジネスは、消費者に受け入れられなくなる。会場は、この日本におけるパラダイムシフトの影響で、慢性的な人手不足となり、それが負のスパイラルとなり運営がだんだんと成り立たなくなっていく。現代のウェディングのニーズは、アクセスであり、ゲストハウスの隆盛時代の「アクセスよりロケーション」というニーズは全く通用しなくなったが、それ以上にアクセスがどんなに良くても、経営が成り立たない会場も多くみられる。それは、時代という一言で片づけているところもあるが、実は、人財の問題であることを認めたがらない経営者もいるが、まさにウェディングビジネスは他のビジネス以上に「人」の問題が大きく影響するのだ。

その理由は、当たり前だが、約3時間で350万円も消費する人生最大の通過儀礼であるがゆえに、要求されるものが大きい。今や新郎新婦からニーズではなくもっと強力なウォンツを引き出せるかどうかが鍵であり、そのウォンツを引き出すことが出来なければお客様を決め込むことが出来ず、それが「人」の力に起因するのである。

現在のビジネスにおけるウェディングプランナーの力の有無は、ビジネスそのものに影響するが、最低限そのプランナーにパッションとモチベーションが無ければ、ビジネスそのものが成り立たないということになってしまう。そこが、まさにウェディングプランナーの仕事の肝であると考えたほうがいい。

 

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