ブライダル保険(結婚式総合保険)に入ったほうがいいわけ!

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ブライダル保険(結婚式総合保険)をスタートしてから、もうすぐ3年になろうとしています。加入いただく新郎新婦様が年々増えています。昨年は、加入者が急激に増え、また、多くの方々がこの保険の適応となり、たくさんの感謝のご連絡もいただいております。

もともと、この保険は、2011年3月11日の東日本大震災の惨状を目の当たりにした保険会社のスタッフの方からの発案で実現いたしました。

私共IWPA国際ウエディングプランナー協会も、全国的なウエディングプランナーのネットワークを有することもあり、是非ということで、実施までの1年数か月の間、アソシア様にご協力させていただきスタートした経緯がありますので、私どもも非常に思い入れの深い保険となりました。

私共は、保険の成り立ちにご協力させて頂くのは、初めてのことでしたが、非常に驚くことが多くありました。保険は、金融庁の認可が必要でありまして、補償が大きすぎると破綻してしまいますし、補償内容に魅力がないと広がらないので、逆に破綻してしまいます。

そのころ合いが非常に難しいところですが、何よりも驚いたのは、保険会社側が、この保険の補償を出来るだけたくさん使っていただく方向で考えているということでした。

私は、この保険の最も大きな保証は、婚礼キャンセル時の補償で、30,000円の掛け金で、最大5,000,000円まで補償するというものなので、最初は、本当にそんなに補償していいの?という感じでした。婚礼のキャンセルの理由に、「破談」というのがありますが、基本的に破談はこの保険の補償の対象になりません。あくまで、新郎新婦及び両家両親家族の病気や怪我による入院又は死亡などが主な理由で結婚式をキャンセルした場合にのみ適用されます。詳しくは、下記のURLでご確認ください。

http://www.associa-insurance.com/hoken/wedding/id09280020001.html

しかし、現代の結婚式は、昔と違い様々なスチュエーションがあります。特に最近は、お子さんが生まれてから、挙式披露宴を行ったり、もしくはダブルハッピーウエディングということで、ご懐妊された後に慌てて挙式披露宴を行ったりと、不安な状況も増えているような気がいたします。また、晩婚化から新婦の体調やご両親の高齢化やそれに伴う疾病なども不安な要因の一つです。

会場のカテゴリーによっては、挙式披露宴は高額になる一方で、キャンセル規定も非常にドラスティックに適用されます。昔のホテルなどの考え方からすると、実損請求などという考え方が一般的でしたが、現在は、キャンセルしたほうが、会場が儲かってしまうような内容になっています。

ご加入頂く方の多くは、「両親が病床で、不安だ」とか、「新婦が、妊娠して結婚式の日程は安定期だが心配だ」ということでご加入される方も非常に多いのが現実です。

また、非常に不安を抱えたまま結婚式を終えたが、もしこのような保険があったら絶対に加入していたという方も多くいらっしゃいました。

実例としては、新婦が挙式の間近になって、切迫流産の危険性があるとのこと、ドクターストップがかかり、とりあえず結婚式は中止したというのが何件かありました。このような場合でも当保険に加入していたので、何の負担もなく全て保険の補償で補われました。とにかく、心配があれば、3万円で安心が買えるわけですから、価値の高い商品だと思います。

私の個人的な話で恐縮ですが、私は、およそ6年前にくも膜下出血で突然倒れ、リハビリを含め4か月間の入院生活を強いられてしまいました。私は、自営業者ですので、自分が働けないと収入がありません。しかし、若いときから、生命保険に加入していましたので、例え4か月間無収入だったとしても十分生活出来るだけの保険金を受けることができました。

この時ほど、生命保険に加入していたことを有難く思ったことはありませんでした。

私は、月々3万円近くの保険料を払ってきましたが、事業で困ったときも、この保険から600万円も借りた経験もあり、このような経験から、30,000円の保険金で、万が一の時に5,000,000円の補償があるならば、絶対に加入すべきではないかと思います。

現状の挙式披露宴費用は、我々ブライダルのプロの目から見ても、その一部の会場では、法外なキャンセル料の設定をしていたり、ありえない補償が盛り込まれた契約書があったりしますが、どんな内容にせよ、契約してしまったら、そこから逃れることはできません。

本来、キャンセル料の考え方は、ビジネスとして会場が損失を避けるための規定ですが、現状のキャンセル料の設定を見ると、明らかに時期によってはキャンセルしたほうが、会場が当日行った時の利益を大きく上回る利益を生むような設定になっているものもあります。

しかし、前述したとおり、契約しないと会場の確保が出来ず、契約したからには、法的にも契約内容の遵守義務が発生しますので、万が一のキャンセル時のリスクヘッジをしておかなければならないと思います。

昔とは違う現代のこのドラスティックな時代に、保険という自分の身を守る手当は絶対的に必要なことだと思います。

私は、この30年間、ブライダルの裏表のすべてを見てきて、本当にブライダルは、人生の縮図だなと感じます。この時代に、突然の婚礼キャンセルを強いられ、結果、多額な借金を背負ってしまうような現実を目の当たりにすると、そのような保険があったらなと悔しいくも辛い思いを何度も見てきたので、この保険の話が私のところに来た時には、「やっとできるか」と思いました。

会場との契約するときは、是非キャンセル時の補償も必ず見て検討することをお勧めいたします。

 

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