連載記事2016年7-1 今後のウエディングに求められるもの

今後のウエディングに求められるもの

(プロの技で感動を感じさせる。本物の提案と啓蒙の重要性)

 購買意欲と商品価値

人が何かを購入するときにどのような心理状態でものを購入するのだろうか?購入する商品の価格帯によっても、ずいぶん心理状態が変わってくると思う。また、その人の欲求の大きさや、購入しようとしているものが、欲求と必要性のバランスでどちらがより多くの比重を占めるかによって購買意欲も変化してくるだろう。

普段の生活の中で、必要なものに衣食住があるが、これらのものは購入することはほぼマストだが、グレード感はさまざまである。衣服は、その人の興味の度合いでかける費用も大きく変わる。食は、生きる為だけに食べるのであれば、そんなにお金はかからないが、美味しいものを食べたいという欲求が膨らめば膨らむほど高価な物になってしまう。コーヒー一杯にしても、単に美味しいコーヒーというのであればコンビニの100円コーヒーで十分な満足を得られる。ところが、世の中には、たかがコーヒー一杯と言えども1,000円以上のところはたくさんある。同じ原価だとしても付加価値が高いと人間は満足度も上がり、飲む場所や環境によって、そういう場所で高価なコーヒーを飲む自分の絵面(えづら)に酔いしれ、至福の体験をすることもできる。このような体験が出来ることに価値観を覚え、コーヒーに1,000円以上払うことを躊躇しない人は少なくないだろう。

衣食住の住に関しても同様のことが言えるが、価格の大きさは比べ物にならないが、例えば一戸建ての家を30年のローンで購入し、金利含め5,000万円を支払ったとする。住宅は、途中で修繕などで費用も掛かるが、現代の住宅は、住もうと思えば50年間は住むことが出来るだろう。そうすると、その出費を1日いくらになるか計算してみると2,740円となり、更にこれを時間に計算しなおすと1時間114円という計算になる。

挙式披露宴の本質的現実

この考え方で結婚式を考えると、会場を結婚式で使用する時間で考えると、その会場に最も長くいる新婦でさえも、たかが6時間でである。そうすると、現在の挙式披露宴費用が、全国平均で約350万円と言われているが、6時間で350万円の出費、時間に直しても約58万円となるが、一般人の生活の中に、こんなにも大きな出費をする商品は、結婚式の他にはないわけで、この部分が結婚式を考える上でのポイントとなり、本質的部分ともいえる。

このように考えると、結婚式がいかに高額商品であるかが理解できるであろう。

今やブライダルビジネスは、先細りでありこの原因を作っているのは、ビジネス形態におけるその社会の仕組みや良識、そして経済の低迷であり、単純に新郎新婦の多くがこうした高額商品の費用を捻出できる状況にないのが現状なのだ。その結果、10年以上前から無婚が全体の40%を超える数値となったのである。しかし、このような、無婚40%になってからも、婚礼1件当たりの単価は上昇し続け現在に至っている。しかし、これ以上単価が上がることを予想するのは非常に難しく、確実に単価ダウンはしなくとも件数は確実に減っていくだろう。

従来型の高単価婚礼が減少することは確かだとしても、結婚式を行いたい人はそんなに大きく減少することは考えにくく、むしろ低価格もしくは新郎新婦の持ち出しが少なければ、増える可能性を秘めていると思う。

 

 

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