六輝の成り立ち

六輝の成り立ち

六輝(ろっき)というワードは、一般的にはあまり聞きなれないかもしれないが、大安や友引と言えば、誰でもわかるかもしれない。すなわち、暦(こよみ)に記載する暦注のひとつで、これからの時期は、啓蟄(けいちつ)や春分(しゅんぶん)など1年間を24の季節を反映した言葉で表現した二十四節気などと同じ位置づけである。ただ六輝は、簡易の占いのようなものである。宗教の教えなど世界中どこでもそうだが、日本人は敬虔な宗教の信仰者が少ないため、様々なしきたりや習慣で日常が支配されてきた。

しかし、日本人は信仰心がないわけではなく、「八百万の神」という言葉に代表されるように、あらゆるところに神様は存在するという、いうなれば一神教ではなく一個人が様々な神を信じているという特殊な多神教ということができるかもしれない。

その一例として、ゴミの不法投棄場所にミニチュアサイズの鳥居を置くだけで不法投棄がなくなるという現実もまさにこのことを証明することだと思う。

こうした環境の中で、キリスト教のようにすべてのよりどころとする聖書があるわけでもなく、個人が何か行動するときのよりどころになるものがないので、そのよりどころとするために、暦注が存在し、その代表格が六輝と考えることができる。ゆえに、占いのようなものであると言える。

現代でも、友引は婚礼では大安の次に良いとされるが、葬祭の世界では「友を引く」ということでこの日に葬儀・告別式を行うことがタブーとされているが、実際には、これは古くからのしきたり・習慣として定着しているが、実のところ、こうした言い習わしから、友引は、火葬場がお休みなので、この日に葬儀・告別式が出来ないという現実もある。

日本人のこうした現実の生活に入り込んだ六輝であるが、科学的な根拠があるのだろうか?結論からいうと、その意味には、全く科学的な根拠はない。

それは、六輝がどのような法則に従ってできているか理解すれば容易に理解できる。

秋になると、「十五夜の月」は中秋の名月と言われるが、この日は、旧暦が月の満ち干を基本に作られていることから、旧暦の8月15日と決まっており、必ず「仏滅」に当たる。そのことから、中秋の名月は「不吉な月」と言われることもあった。では、なぜそのようになるのか説明しよう。

六輝は、旧暦を基本に作られる。説明の前に、六輝のめぐる順番を把握しておこう。六輝は、先勝-友引-先負-仏滅-大安-赤口の順番でめぐり、この順番がすべての六輝の基本となる。

旧暦は、西暦に比べて1か月以上遅れてめぐっている。2018年は2月16日が旧暦の1月1日に当たる。六輝の巡る順番で、1月から12月までの各月の朔日(ついたち)つまり1日を六輝の巡る順番に設定していく。つまり、1月1日は先勝、2月1日は友引、3月1日は先負、4月1日は仏滅、5月1日は大安、6月1日は赤口となり、7月1日からまた先勝から始まる。そして、各月の1日に設定された六輝からめぐる順番でその月の各日に設定する。例えば、3月ならば、1日が先負なので3月2日は仏滅、3月3日は大安、3月4日は赤口、3月5日は最初に戻って先勝となる。このような法則で、六輝が設定されているので、順番に配列されているだけなので、そこに占いの根拠などは全くないのだ。

暦注の六輝が記載されているカレンダーで、この先勝-友引-先負-仏滅-大安-赤口の順番で追っていくとほぼ月1か所はこの順番が変わるところがある。そこが、旧暦のどこかの月の朔日(1日)になるのだ。例えば、先勝-友引-先負-仏滅-大安-先負-仏滅-大安-赤口という順番になっているようなところがあるが、正規の順番で行けば、大安の次は赤口なのに、この場合は、大安の次が先負になっている。一日の先負は、3月1日と9月1日なので、旧暦は西暦の1か月強後に巡ってくるので、どちらかは判断がつくだろう。

このように仕組みを理解することで、物事の本質を理解でき、本質を理解できるとなんびとも犯すことのできない揺るぎない理論が会得できる。しきたり習慣はある種次元の違うところに存在していると考えたほうがいいと思うが、実際にそのしきたり習慣が、揺るぎないものかどうかは別問題と考えるほうが良い。

従って、結婚式に大安を選んでしまった人は、結婚式はやはり大安がいいと思えばいいし、これから結婚式の日取りを決める人は、仏滅は結婚式には良くないという根拠は、実はないのである。仏滅は、もともと物滅と記していたようだが、いつしか仏滅と記すようになったと言われている。幸せは、他人がくれるものではない。幸せは、自分の手の中にしかないのだ。だから、自分の考え方次第で幸せにも不幸にもなるということだ。六輝も同じだと思う。

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