連載記事2016年1-4

ブライダルへの想い

私もウエディングを生業にしており、出来るだけ多くのカップルに、挙式・披露宴を行って頂きたく、どうすればそれを実現できるか模索してきた。自分なりの結論はある程度出ているが、日本の現状を見ても、海外の現状と比較して見ても、その実現のためには国家レベルの対策が必要であると思う。それに挑戦しようとしてもあまりにも壁が高いので、我々のようなウエディングの実務に携わる者が出来る小さいこと、でもとても重要なことから着手していくしかすべがないと思っている。そのために、色々なジャンルの方々にご協力を頂き活気あるブライダル業界をつくるために、正しい現状や知識の把握をして頂きたく、私なりの考えやブライダル業界の現状をお伝えしていきたいと思う。

ウエディングのトレンドの変遷はとても早く、半年間で状況が大きく変化することも多いので、お伝えする内容は、なるべく本質的なものと、この20~30年の歴史と現状との関係を中心とした内容で考えたい。後にも再度詳しくお伝えするが、ウエディングにどんな目的や意味があるのか、ウエディングに携わる方々は、出来るだけ多くの知識をストックして頂き、この本質的な認識をベースにして頂きたいと思う。

この10年間でwebの世界は大きく進化し、今ではwebなしでは生活できなくなっている。2011年を私は個人的にフリーランスウエディングプランナーにおけるフリーランス元年と呼んでいるが、フリーランスという職業が広がりを見せた時期である。プランナーだけでなく、ヘアーメイクや音響、写真などの分野のフリーランスも年々活躍の場を広げてきた。その大きな理由は、スマホの普及拡大により、B to Cビジネスが容易になった事だ。このことと東日本大震災が大きく影響して、For the Customerを真骨頂とするフリーランスの存在がクローズアップされたのだ。

日本の大半を占めるブライダル企業は、世界でも唯一と言われる装置産業によって利益を得ている。世界を見渡してもブライダルビジネスを装置産業として考えているのは、日本だけである。それゆえ結果的に、新郎・新婦の満足よりも企業利益が優先されてしまう。ここに、日本のブライダルの異質性があるのだ。私は、現場で働く様々なプロ達の努力でこのソリューションは出来ると確信しており、10年前からプロの育成に力を注いできた。

今後こうした日本のブライダルの現状と問題点の提起及びソリューションを提案していきたいと思う。

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