連載記事1-3 本物のプロフェッショナルとは

大都市圏から離れれば離れるほど婚礼件数は減少していく。こうして、婚礼獲得は熾烈を極め、私共の協会には多くのSOSの相談が殺到している。新郎新婦を長時間拘束したり、一方的な説明で、とにかくその会場で決定させようとしたり、新郎新婦の質問を一切無視し、決定したら答えるというスタンス。300万円の商品を購入するのに検討もさせず、即決を強いる。全く信じられない現実が、ブライダル市場で猛威を振るっている。婚姻件数の半分しか挙式・披露宴が行われなくなったのはなぜか、その原因を作った人たちは、今も本質的な問題には目を向けず、なりふりかまわず自分の会場の件数獲得だけに終始している。婚礼には、文化として、習慣として受け継ぐものや後世に伝えなければならないものもあるはずで、婚礼をビジネスの単なるツールとしてだけで見ることは許されないはずだ。婚礼がなぜ現状のように、婚姻数の半分しか行われなくなったか?その根源はどこにあるか、挙式及び披露宴の意味や本質を真に理解しなければ婚礼ビジネスに未来はない。その理解の上に立って、どうしたら活気あるビジネスになるのか答えを出さなければならない。

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